広島県立美術館 |
広島は台風の影響が少なく大きな被害もなかった様子でホッとしてますが、
直撃の地域では沢山被害が出てるみたいです。
自然の脅威には手も足も出せない私たち。
今回の台風の名前・・【マーゴン】ってどういう意味なのかしら?
どなたが命名したのかな。
弱っちぃ怪獣みたいな名前だけど、結構強い!
ヤだな。
ところで、今、広島県立美術館では県美展が開催中です。
が、へそ曲がりの女将はあえて所蔵作品展をグイグイと鑑賞しました。
素晴らしかった。
広島の作家の方たちの表現力に感嘆しました。
テーマごとに部屋に分かれて展示してあります。
目の覚めるような〈あお〉。
青・蒼・碧・藍・・ブルー
さまざまな青の作品が展示されてます。
中でも木村芳郎さんの「青」に引き寄せられました。
現在東広島市の工房で独自の青をさらに深化させていらっしゃるそうです。
美しい・・・
無限の青の世界を感じました。
気持ちがブルーって、ネガティブですが
血の気が引いたブルーではない、底知れぬエネルギーをもらったよ。
だから、これからはブルーな気持ちになっても、切り返すコトができるような気がします。
あと、「哲学するアート」 「画家の自画像と創作の現場」「鳥を描く 」 などの部屋があり、
かなり見ごたえがありました。
こちらは菅井 汲さんの作品です。
私の好きな作家のひとりです。
なかでも今回私が一番感動したのが
「広島にまつわる工芸作家 」の部屋に展示してある
伊藤 顕さんの作品【種子】
撮影禁止なので写真が無いのが残念ですが、
実物を目の前にして私、鳥肌が立ちました。
銅 鍛金を表と裏から鎚で丁寧に叩き、作品を創りあげてます。
誰もいない静まり返った一室で私だけが作品と対峙。
種子への思いが込められた作品。
種子とは・・・過去とは・・・そして未来とは・・・
色々な感情が駆け巡りました。
観て良かった。
お時間のある方は是非、足を運んでみてくださいね。
真夏にしみじみ自分を見つめ直す。
ある意味贅沢ですよね。
広島県立美術館